ZOZOTOWN前澤友作氏の買い物に見るモノ消費とコト消費の話
先日こんな記事が話題を呼んだ。
ZOZOTOWNの前沢社長がバスキアの作品を62億円で落札し、アート界で名が広まり、あのレオナルド・ディカプリオの自宅に招かれたという話だ。
前澤氏はお金の使い方が本当にうまいと思う。前澤社長の豪快な金の使い方は今回のバスキアのみではない。
前澤友作氏の豪快すぎる買い物
前澤氏といえばプライベートジェットを所有していることで有名だ。
このプライベートジェットを利用して社員や経営者、名だたる経営者たちと交流を図っているそうだ。
娯楽であり、かつ最高の社交場に対して彼は数十億円を投資したといわれている。
そのほかにも前澤氏は推定100億円の豪邸を建設するなどお金の使い方がとにかく豪快。
彼はプライベートジェット、アート作品、豪邸などに一般人の想像を絶するような金額を投じている。しかし彼の買い物には必ず意味がある。
社員とハワイ行ったり、友達と旅行行ったり、みんな笑顔。買ってよかった。 pic.twitter.com/qrttI2LTGq
— 前澤友作 (@yousuck2020) 2016年6月14日
各界で活躍している人物のお金の使い方
今回のバスキアに関しても、彼はアート界において一目置かれる人物となった。ライブドア事件以降、日本の経営者は小さくまとまってしまっている。サッカー日本代表の本田圭佑も代表戦の際に空港に着くたびに高価な衣装を纏い子供たちに夢を与えている。彼らのこのようなふるまいは一部の人からは妬まれるかもしれない。しかし彼らの目的は必ずしも人の上に立つことや権力を誇示することではなく、世界を変えるための足掛かりとして巨額な投資をしているのではないだろうか。
ソフトバンクの孫正文氏は本社にVIPをもてなすためのプライベート空間を所有しているそうだ。
そこには浴場やカラオケなど豪華設備が用意されているらしい。前澤氏やスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ等も浸かったことがあるそうだ。日本でiPhoneが進出した当初、ソフトバンクからのみ提供された理由は、こういったもてなしの心が関係しているのかもしれない。
金を使うことその者を嫌う人々や嫌儲主義の人々は多いが貯金からは何も生まれない。近年モノ消費からコト消費へと時代が移り変わっているという論調がある。これは最もだが、自らが所有者サイドに回りそれによる恩恵をたくさんの人にシェアする人間となることによって、自らのバリューを高めることが出来るのではないだろうか。
実際前澤氏はツイッターでもこのような発言をしている。
自分の持ってるお金の範囲で生きてたら、お金の奴隷のままだよ。その殻を破って、また稼いで、また破って、また稼いで。そうやって繰り返してるうちに、どんどん大きくなれる。
— 前澤友作 (@yousuck2020) 2017年3月16日
金の奴隷から解放されるには金を巧みに使うことしかないのかもしれない。お金は使わない限り膨らまない。どんな立場にいようが貯金をして貯まるお金で満足している限り我々は一生労働者のままなのである。